金沢21世紀美術館は、2005年にグッドデザイン大賞金賞を受賞している建物です。建物自体も注目されていますが、展示内容でも評価の高い美術館の一つです。
今回は、川崎和男展、奈良美智展、グッドデザイン賞50周年記念展、CollectionII展を見てきました。
■川崎和男展 artificial heart
川崎和男は、INTERTop、EIZOのモニタなどのデザインを手掛けていることでも知られているデザイナーです。グッドデザイン賞審査委員長をしていた方でもあります。
今回の展覧会は、川崎和男の35年におけるデザイン活動の軌跡を追ったものです。
オーディオ機器、CRT、人工臓器、メガネだけではなく、インテリア、包丁などデザインは非常に多岐にわたります。
事故により車椅子生活を送っている川崎和男ですが、やはり車椅子のデザインもしていました。
本当にいろいろなプロダクトデザインをしていたんですね。
メガネのデザイン展示では実際に触れることが出来たりしましたよ。
また、腰掛けることが出来るイスなども有りました。
生活に密着したデザインをしているので、見ていて飽きないと思います。
■グッドデザイン賞50周年記念展
東京芸大展をはじめに全国を巡回する巡回展の一つとして、金沢展を見てきました。次は名古屋展とのこと。
千葉市美術館で開催された「戦後日本デザインの軌跡 1953-2005―千葉からの挑戦」を見ているので、かなり見たことのあるモノが多かったです。見ても秀逸なデザインが多いですね。
■奈良美智展 「Moonlight Serenade - 月夜曲」
巨大な犬のぬいぐるみと今回もgrafとのコラボレーション作品が展示されていました。grafとのコラボレーションの小屋のインスタレーションは新作とのこと。小屋の屋根に浮かんだ月と、子供、小屋の中には、奈良の作品がいっぱい飾ってあり、子供の部屋のようです。
あいかわらず、はにかんでいるような、にらんでいるような子供のキャラクターは健在です。以前の作品に比べるとにらんでいるような斜に構えているような冷めた目の子供は減っているような気がします。どちらかというとはにかんだような顔が増えたように気がしました。
やっぱり、かわいくて好きなんですよね。
■コレクション展
金沢21世紀美術館のコレクションの中からのピックアップされた作品群が展示されていました。水戸芸術館で見てから好きになった、さわひらきの作品があってチョット嬉しかったです。また、小島久弥の作品は望遠鏡越しにワイングラスの中にいるダイバーを覗くというユニークな作品でした。ちょうど修学旅行に来ている学生さんなども多くてなかなか見るまでが大変でした。
■その他の常設展示
アニッシュ・カプーアの「世界の起源」や、ジェームス・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」などを見てきました。いくつかは無料で鑑賞できる様になっています。
写真は、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。ガラス越しの眺め、光庭に入ってからの眺め、地下からの眺めという3通りの鑑賞が出来る仕組みです。水の深さはなんと10cmだけというプールの底から上の風景を覗くというのはチョット面白かったです。
また、アニッシュ・カプーアの作品は、傾斜したコンクリートの壁面に深青の楕円形が描かれています。部屋が暗いので、ほぼ黒に見えます。壁のすぐ近くでしゃがむと真円に見えるから不思議です。
この二つは是非行ったときにはご覧いただきたいインスタレーションです。
近くにあったら何度も足を運びたいと思います。ただ遠いので、そうそう行けないです。機会があったらまた行きたいですね。

